『わがまま きまま 想うがまま』 日本本土から南に1000㌔小笠原諸島・父島から出発。 花鳥風月を感じ、カナダを旅していきます。

2016年8月12日金曜日

『色』

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トフィーノ(Tofino)はバンクーバー島西岸に位置するリゾート観光地です。


夏は温暖で比較的乾燥しており、

穏やかな秋を過ぎると、雨の多い厳しい冬の嵐がやってきます。


近郊の海はホエール・ウォッチングのメッカとして知られており、

春には数万頭のコククジラが沖合を回遊していきます。


そして、パシフィック・リム国立公園保護区があり、

海洋性温帯雨林と

16kmにも及ぶ砂浜のロングビーチが広がる絶景があります。


その砂浜では、

たくさんの流木が流れ着き、

私達が夕陽を見るための絶好の椅子に。


裏手には、

風になびきながらも力強く立ち並ぶレッドシダーとモミの木。


海を見渡すと、

強い風によって波がくずれ、

波飛沫で霞がかかっているように見えます。


遠くにそびえ立っている山並みの頂には雪があります。


私たちはトフィーノ滞在中に2回夕陽を見に行きました。

ここで見た夕陽は、

私が望むものを詰め込んだ絵のような風景をつくり出してくれました。


むやみにシャッターばかり押さず、

ここぞ!というときに気持ちを込めて撮る。

そんなことを念頭に入れていましたが、

このときばかりは、

ここぞ!というタイミングが毎秒事にあり、

気づいたら、たくさん写真を撮っていました。


刻々と色の変わる目の前の風景が、

私にとっては、

今がベストタイミングとしか考えられなかったのです。


その撮れた写真の中から何枚かご紹介します。



カナダでも数少ない

波乗りできるビーチとしても有名で、

多くのサーファーが年中集まります。


日の入りが遅いため、夕飯を食べた後でも十分遊べます。

この日は風が強く、少し波がつぶれてしまっていました。


オレンジ色に染まった海と空は、綺麗なシルエットを残してくれます。


まるで絵のような

陰影に富んだ風景でした。



陽が海に沈もうとしている時、

空の色はさらにオレンジ色を重ね塗りしたように


すべてのものにオレンジ色が混ざり、

幻想的な風景になりました。




陽が沈むと、

気温は一気に下がり、寒くなります。

海の色からはオレンジ色がなくなり、黒が一面に広がると、

さらに冷たさを感じます。



トワイライトの時間です。

東側ではいまかいまかと夜が待ちかまえていました。



少しずつ、空の色からもオレンジ色がなくなりました。

浜辺を散歩していた人たちは、足早に帰路に就き始めました。

辺りからは人の声がなくなり、

風と波の音だけが、砂浜に響いていました。





東側から、満月が昇ってきました。

すべての色が黒く染まり始めていたところに、

ほんのりと本来の持つ色が浮かび上がってきました。

砂浜にはたくさんの木の陰が差し込み、

辺りは暗いながらにも、色を見つけることができます。


トフィーノには

この色の変化を見に来るだけでも

訪れる価値があると思います。





あとがき

明けましておめでとうございます。
あぁ、ついに2017年になってしまいました。
今年の私のカウントダウンはイエローナイフでオーロラ爆発を見た後でした。
このブログも本来ならオンタイムで書き上げたかったのですが、なかなか。
そして、カナダ生活も残りわずかとなってきました。

さて、トフィーノは本当に素晴らしい街でした。
カヤックにトレッキングに夕陽に。
美味しいパン屋に洋服屋などおしゃれなお店もちらほら。
私達にとっては、とてもお気に入りの場所になりました。
この場所に住みたいとも思ったほどでしたから。
とくにカヤックは面白い場所だと思います。
もし訪れる機会ありましたら、ぜひ!


すだっち










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