『わがまま きまま 想うがまま』 日本本土から南に1000㌔小笠原諸島・父島から出発。 花鳥風月を感じ、カナダを旅していきます。

2016年8月30日火曜日

『強風に立ち向かう』

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前回、ソルトスプリング島に遊びに来たとき、カヤック屋さんを見つけ、

海の情報やカヤックレンタルができるか聞いていました。


その時に話を聞いてくれたガイドさんは

お店の名刺に自分の名前を書き、

これを見せてくれればいつでもカヤック貸してあげるよ~と言われてから、

名刺は私の財布の中に眠ったままに。


やっと、使う時がきました。


今回はタンデムカヤックでガンジス港から出発。

サードシスター島のチョコレートビーチを目指すことになりました。



泊まっていたキャンプ場は、

海が目の前にあるという絶好のロケーション

海チェックはテントから顔を出せば、すぐ出来ます。

朝方は海況・天気ともによく、カヤック日和と判断し、漕ぐことにしました。

キャンプ場
隣との境界線がなく、自分たちが使えるスペースはかなり広めです。
残念ながら、今年は島全体が乾燥しており、
山火事防止のためキャンプファイヤーは禁止。
また、シャワー・水洗トイレもなし。
ロケーションは最高ですが、
レンジャーが管理しているキャンプ場の割には設備がいまいちでお値段高めでした。

カンムリキツツキ
カナダで一般的に見られる最大のキツツキ。
カラスほどの大きさで、しま模様の頭と首、
長いクチバシと独特の赤いトサカを持っています。
夕方、餌をさがすために樹を突いていました。
キャンプ場の近くで飼われていた牛。
カメラ向けたら、すごく睨まれました。

しかし、私たちがカヤックの準備をしていると

おやおやおや?

風が強く・・・

時にはびゅーびゅーに。

まだ漕げなくなるほどの風の強さではなかったので、

念入りにストレッチをして、チョコレートビーチを目指します。


漕ぎ始めて20分後、向かい風が当たり始めました。

ソルトスプリング島の標高595mのマウント・マックスウェルから吹き下ろされる風が

思っていた以上に強く、漕いでも漕いでもスピードはあがらず。

ひたすら漕ぎ続けました。


ソルトスプリング島にもボートハウスがありました。

ウッドデッキには大きめのイスとパラソルがあり、とても気持よさそうな家でした。

じっくり見たかったのですが、

その場に止まるのも難しいほどの強風。。。

漕ぐ&少しだけ休憩の繰り返し


そして、やっとチョコレートビーチに到着です。

この島はボート以外のアクセスはありません。

白い貝殻が砕けたビーチが広がり、

カヤックツアーでよく使われるポイントだそうです。


ソルトスプリング島のいたるところでヨガをしている方を見かけ、

私も感化され、少しだけなんちゃってヨガをビーチでしてみました。


小さい島ですが、トレイルコース(ただの踏み分け道)があり、山中も散策できます。

そして、お洒落な外観のぼっとんトイレもありました。


海を眺めながらブランコ

そしてランチ&昼寝を取り、

午後はさらに風に逆らって漕ぎ進め、夕食のおかずになりそうなものを探すことに。


強風に立ち向かいながら漕いできた往路、

復路は風に押され、あっという間にガンジス港に到着でした。


面積180㎢のソルトスプリング島の魅力は

海、山、湖、農園と変化に富んだ大自然がコンパクトにまとまっていることだと思います。

また、陶芸、絵画、クラフトなど30以上のアートスタジオがあり、

これらを巡るのも島の楽しみ方だと思います。

お宿もランクが幅広く用意されており、

少し前まではヒッピー島と言われていたのが、

いまはバンクーバー島を代表する観光地になっています。

バンクーバー島に来る際は、

少しだけ足を延ばして遊びに来る価値はあると思います。


さて、いよいよ来月からアラスカ国境手前にあるハイダ・グワイ(旧クイーンシャーロット)で

ファームステイが始まります。

どんな1ヵ月になることやら。

ファーストネーションの文化が色濃く残る島。

バンクーバー島でお世話になった農家さんの話いわく、

ハイダグワイは環境がとても厳しい島だから、

農作業もハードかもしれないと言っていました。

わくわく半分、不安半分といったところです。



あとがき

ソルトスプリング島では、本当にのんびり出来ました。
特にお宿のクオリティーがどれも高く、泊まってみたい宿を絞るのも一苦労でした。
最終的に泊まったお宿は、朝ごはんが好評のお宿。
おしゃれすぎ&美味しくて、写真ぜんぜん撮っていませんでした。
そして同じテーブルを囲んでいたご夫婦と話が盛り上がり、
気付いたらチェックアウトの時間でした。
もちろん、自然も豊かです。
個人的にはソルトスプリング島で採った牡蠣は最高の味でした。
この島では細かく予定を決めるのは上手くいきません。
きっとどの場所に行っても、長居してしまうからです。
そんな雰囲気をつくっているのも、島民と妖精の力なのかもしれません。
ソルトスプリング島、面白い島でした。

(2017.2.2)


すだっち





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