『わがまま きまま 想うがまま』 日本本土から南に1000㌔小笠原諸島・父島から出発。 花鳥風月を感じ、カナダを旅していきます。

2016年3月19日土曜日

『オーロラ見るときの服装』

3 件のコメント :

体感温度-35℃になることがあるイエローナイフ、極北の極寒地です。


そんななか、綺麗なオーロラを見るためには

やはり外に出なければなりません。

もちろん暖かい部屋で窓越しに見るのも可能ですが、
きっと、外で見たくなります(笑)


すると、気にしなければならないことは

寒さ対策です。

今回は

私が今着ている服
とくにインナーを中心にご紹介します。


私が今回の旅で学んだ極寒地あるある

『汗かいたらやばい!!』


このポイントだけしっかりと押さえておけば、快適なオーロラ鑑賞が出来ます。



冬にイエローナイフに来る場合、
オーロラ鑑賞のツアーに参加する方は
アウター(靴、ズボン、ジャケット)は貸してくれます。

むしろ、日本で極寒地対応の服は手に入りづらい・日本で使うならオーバースペックだったりするので、
ぜひ現地のものを借りましょう。


ただ、インナーに関しては
日本から用意をしましょう。




これが私の肌に直接触れるアンダーウェアです。

じつはこの部分をおろそかにしてしまうと、
最悪5分と外の寒さに耐えられません。

アンダーウェアは体温調節に直結するため、
ウェアの中でも特に重要な役割を果たします。

普段使いで快適なアンダーウェアだからといって、
山で使っても快適かといえば決してそうではありません。

なぜなら運動に伴う発汗量がぜんぜん違うからです。

汗をかく→汗が冷える→汗凍る

このパターンに陥ると凍傷になります。

冬のアンダーウェアの機能で要となるのは、
「保温力が持続すること」と
「汗冷えしないこと」の2点。


私はモンベルさんの「スーパーメリノウール」と「ジオライン」を使っています。
長時間、外でオーロラを見ているのですが、
寒くなったことがありません。

発汗しています(私、かなりの汗っかきで)が、

しっかりと放熱しながら、保温してくれている証拠です。


他社が出しているアンダーウェアー製品も多くあり、
質も確かだと思いますが、今一度ご確認ください。


暖かいけども放熱はせず、熱を内側にためる服

暖かいながらもしっかりと放熱する服

選ぶのは放熱するものです。



次に着るのは、中間ウエアーです。

私は
上半身はユニクロさんのフリース、そしてパタゴニアさんのジャケット
下半身はユニクロさんの暖かいズボン(生地裏が起毛している)を履きます。


そして重要なのは頭です。

冷たい外気に肌がさらされていると、そこから冷えによる痛みを感じます。
なので、肌を露出する部分はなくしていきましょう。

ネックウォーマーと
耳すらも覆い隠してしまう帽子が重宝します。

私はさらにニット帽もかぶります。



これでアウターを着れば、完璧!

あとは手袋も大事です。
決して、肌は外気に触れさせてはいけません。

写真を撮る方は
手袋をしているとカメラ操作がしづらく、
ついつい外してしまいます。

また頻繁に使う、親指・人差し指の先だけ手袋を切ったり。
絶対にダメです。
凍傷になります。

タッチパネルも操作できる薄手の手袋を、常にはめていましょう。

極寒地において
うっかり素手で三脚やクルマを触ったりすると、
皮膚もっていかれます…

カメラ操作しない時は、風を通さない素材の手袋をさらにはめると良いです。
私は皮の手袋をしています。


また、メガネをかけている方は注意が必要です。
フレームの金属が凍るかも…というのを頭にいれておいてください。




今回、私が失敗した部分は、靴下です。

みなさん

足って

思っている以上に汗かきます。。。

私は
普段日本でも履いている靴下+
熱を逃がしてくれるモンベルの靴下+
現地で購入したフリース生地の極厚靴下

を重ね履きしています。

ただ、失敗を経験して
クルマで待機している時は、靴と極厚靴下は脱いでおくようにしました。

暖かい場所にいると
足はすぐに汗をかいてしまいます。


理由は靴。

極寒地用の靴は、とにかく風を遮ることを考えているため、放熱されません。

よって、靴下を履いた状態で汗をかくと
冷えてしまい
最悪、凍ります。

私は靴下が凍ったことによって
凍傷になりかけました。

靴脱いで
靴下に自分の汗で出来たシャーベットがあったときは驚きました。

ぜひ汗かきの方は、替えの靴下を持っていきましょう。
少しでも湿っていたら、靴下は取り換えましょう。



車内で待機している時は、
靴やアウター・ジャケットは脱ぎ、適温で過ごしましょう。

外に出るときはもちろん万全の恰好で。

そして

決して無理しない!

凍傷は強敵です。

あくまで一例に過ぎませんが、ご参考までに。



すだっち


3 件のコメント :

  1. 南極越冬隊員仕様だな、こりゃ。

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    1. 南極で冬に活動している方は本当にすごいと思います。
      昨晩のマイナス20℃越え、気合いいれたのに長時間の滞在はしんどかったわ。
      南極は本当に厳しい世界なんだろうね。

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    2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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