2016年5月1日日曜日

『Last Ａurora』

2か月間にわたるカナダ・イエローナイフ滞在も、今日でラストとなりました。

体感温度がマイナス30℃近くあった3月から、現在はプラス10℃

2か月で冬から春に早変わりしていきました。

さきおとといから曇り空が続き、オーロラが見れていなかったのですが、

最後の晩は晴天。

夜中12時頃から薄いオーロラがではじめましたが、

動きはあまりなく、とても静かでした。

ただただ、願いながら待つのみ

夜中3時ごろ

東の空から少しずつ明るくなり、夜が終わろうとしていました。

半ばあきらめ、車で帰路についていると、

少しずつオーロラに動きがではじめました。

そして、最後の最後でオーロラは見事なダンスを見せてくれました。

夜と朝の境目

空は明かりが入り始め、うすい青空が見えています。

そこに、うすい緑と赤い色のオーロラが全天を覆っています。

優しさを感じる、とても綺麗なオーロラでした。

最後にこの色が見れて、とても嬉しかったです。

2か月間、オーロラメインで生活してきました。

一生に一度は見たいという思いから、3年前にこのイエローナイフを訪れ、

気付いたら、オーロラが織りなす光の虜になっていました。

また、長期滞在して新しい発見もありました。

それはこのイエローナイフがオーロラ以外も楽しめるということ。

陸の孤島と言われているイエローナイフ。

街自体は小さく、すぐに把握できるコンパクトさとは相反して、

野生動物がたくさんおり、

極北に住む人の歴史、先人の知恵や文化が深く残る場所です。

2か月滞在しましたが、正直まだ満たされていないです。

またいつか帰ってこようと思っています。

明日から極北を離れ南下。

再び1週間のドライブ旅が始まります。

車窓から眺める景色が2か月前とは大きく変わっているでしょう。

冬に見ることが出来なかった大型獣にも期待しています。

次はどんな出会いがあるかな～

すだっち